「おれの部屋に妖がいるよ。でも、おれが部屋にいる時は出てこないよ。」私の愚息の言葉。
では、何時出てくるのか隣の部屋の娘に聞くと、「誰もいないはずの弟の部屋から笑い声や、歩き回る足音が聞こえるよ。 “座敷わらし” か “小鬼”じゃないの。」との回答。
「本当なのか?」と妻にきくと、「誰もいない2階の部屋から足音らしき音が聞こえるわよ。」と平然と答えるのです。 妻は死んだ親族や友人の命日をすべて記録していて、「今日は誰々の命日だから、お線香をあげて下さいね。さっきピンポンが2回もなって催促してたわよ。」」と教えてくれるので、不義理をせずとても助かります。
そんな訳でもないのでしょうが、当家の人たちは“妖”を怖い存在とは思わないのです。 友達位にしか感じていないのかもしれません。
少し気にかかるので、“妖”について調べました。 猫や犬は100年以上生きていると“妖”になるそうで、それから更に400年を過ぎると妖怪の“神”になるそうす、“神”になると不思議な力を持つそうな。 でも “妖” の中には悪いのもいて、人間に害を与える事もあるので気を付けるよう書いてあります。
動物以外も “妖” になるそうで道具や物は “つくも神” と呼ばれ、それぞれに名前が付けられているそうです。 国宝などの仏像や刀などは当然 “つくも神” で “妖” なのだそうです。 天皇の象徴である “三種の神器” は “妖” の可能性が高いと思われます。
そう言えば “キンさん、ギンさん”は 100才を超えていたので “妖” の候補者になっているのかなぁー。 そうだと、楽しいと思いませんか?