スモール・イズ・ビューティフル

 私の友人が 「俺の親父は近衛兵だったんだ。」と自慢をしていたので、近衛兵について調べてみました。

 近衛兵は 「近衛師団に所属して、天皇陛下をお守りする最強兵団。身長6尺(182㎝)豊かな心身健全なイケメン男子。 兵隊検査で甲種合格の者。」 なのです。 成程、友達が自慢する訳だ。(ちなみに私の父親は乙種合格の者だそうな。)

 そこで“天邪鬼”な私は近衛兵について色々調べてみました。 その結果、おもしろい事実が判明したのです。

 180cmを超えるような兵隊は、あまり使い道がなかった結果、近衛兵として日本国内に残り、主に天皇陛下をお守りする役目を果たしたのです。 イギリスでもオランダでも王宮を守る儀仗兵は大男ばかりです。

 大男は戦場では足手まといです。 歩兵で戦闘に加われば、体が大きいので敵の狙撃兵に狙われ易く、その結果、死傷率が高くなります。 戦車に乗れば体が大きい分、狭い車内での行動が制約され、又、体積が大きい分、積載する弾薬の量を減らさなければなりません。 

 潜水艦ではもっと深刻で、大きい人は当然肺活量が大きい分、船内での酸素の消費量が多く、潜航時間も制約され海戦に大きく影響します。  また、零戦や隼戦の戦闘機ではパイロットの体重が重ければ重いほど、飛行燃費が悪くなり、燃料不足だった我国軍隊では大きい人はノーグッドだったのです。

 近衛兵が戦地に行かず、国内に残り、皇居を守った理由がお解かり頂けましたか。? つまり 「ビッグ・イズ・バッド」そして 「スモール・イズ・ビュウティフル」 って訳なのです。

 アインシュタイン博士は 「人類は170cm以上にはならない方が良い。」と遺言しています。その理由は知りません。 どなたか知っている人がいたら、是非、教えてください。

 ベトナム戦争当時、アメリカ海兵隊特種部隊 “グリーン・ベレイ” に身長150cm以下の兵士で構成する戦闘部隊が存在していました。 何をした部隊か知っていますか?

                      

 

TTPと不動産業

TTP交渉に日本が今月から参加すると報道されています。

 日本がTTPに正式に加盟すると、不動産業界はどのように変わるのでしょう。 TTPはアメリカのルール(アメリカ・グローバルスタンダード)により、自由貿易をしましょうと言うことですから、 アメリカの不動産業界を見れば直ぐ解ることになります。

 宅建協会では10年以上前から、アメリカ方式の不動産取引の導入を先取りする形で、研究した事があります。 その後、研究は継続されず“うやむや”のまま現在に至っていますが、 TTP加盟が現実味を帯びてきた今、 俄かに脚光を浴び始めています。

 現在、パブリックコメントの段階まで進んだ、民法大改正もTTP加盟を前提にしているようですが、不動産業者も不動産取引のルールが激変することを覚悟しなければならないようです。

 民法改正により、利益相反に当たる「双方代理」が禁止されることから、売買・賃貸における媒介で同一業者が売主・買主または貸主・借主双方から媒介委任を受けることが出来ず、いわゆる、“両手”の仲介手数料を受け取ることが出来なくなる可能性が高まっています。

 さらに、TTPに加盟すれば、アメリカ方式に統一されますから、媒介における手数料は買主からは受取ることが出来ず、売主(お金が入る側)からのみ手数料を受けることになります。

 また、私の認識が間違っていなければ、アメリカ方式では、売主から売却等の委託を受けた媒介業者は、自らが物件調査や重要事項説明を行うことは出来ず、売主が依頼する認定された第三者機関等が行うことになります。 したがって、媒介業者はもっぱら媒介行為のみに専念することになります。

 委託された売り物件の手数料は売主が払う事になり、買主は手数料を払う必要がなくなりますから、元付け業者とか客付け業者とか言われる概念は無くなります。これは、賃貸に関しても同様です。

 賃貸に関しては、媒介行為は不動産業者、管理行為は管理業者に分けて、それぞれを免許制度にして営業をさせようとしている国土交通省の思惑も重なり、どのような結末になるか想定が難しいのですが、 いずれにしても、TTPに加盟する事による不動産業界の激変は、まさにコペルニクス的展開になることだけは間違い無いと思われます。

 この、第二次黒船来襲 に備え、今からアメリカ・グローバルスタンダード・不動産編を勉強しなくてはならないと思うと、ちょっと、かったるい思いがするのは年の所為でしょうか?

                       

猛暑

とんでもない暑さが続きますね。

外で作業をしていると、滝のように汗が流れ落ちてきます。

熱中症にならないように水分補給をこまめにしているのですが、飲んだものがそのまま汗になる感覚なのですぐに喉が乾いてしまいます。

この記録的な猛暑は今週末まで続くそうですが、このくらいの暑さの方が「夏」という感じがして、個人的には好きです。

夏は様々なイベントがありますが無理をして体調を崩さないようにしたいですね。

皆様も体調管理にはお気を付けください。

朝日工営 大滝