ぶつかり詐欺

 色々忙しくて怠けていたら叱られたので、久し振りにブログを書きます。

“オレオレ詐欺” から “振り込め詐欺” に代わって、最近は “母さん助けて詐欺”になったそうな。 詐欺グループも手を替え品を替え、新たな方法でお年寄りを騙し、詐欺を繰り返しているようです。

 「何で騙されるのか? 理解出来ない。」 と言っていた友人が 先日“ぶつかり詐欺”に引っかかり金一万円をだまし取られたようです。

 犯人らしき二人組は17歳から22歳くらいの男性。 一人はイケ面で身長175cm位で痩せ型、もう一人は身長160cm位でポッチャリ型で、右腕に藍色の桜と思える刺青を入れていたそうです。

 横断歩道のある交差点で左折したところ、左後方で“ガシャリ”と音がしたそうで 空き缶でも踏みつぶしたかと思っていたら、50ccのバイクで追っかけて来た“ぽっちゃり型”が「おじさん 今、自転車とぶつかったよ。 俺のダチの自転車だけど、何んか 壊れたみたいだよ。解らなかったの?」    

 直ぐ、自転車に乗った “イケ面”が 「おじさん、自転車壊れたよ。 今、買ってきたばかりだよ。」と新車を見せに来た。 「ほら、これだよ。」と言って外れた後輪のステップを持っていたそうです。

 「おじさん。警察が来ると面倒なことになるよ。 時間もかかるし。」と言いながら何処かに電話をかけて指示を仰ぎながら、修理代を請求してきたそうです。 「それなら、警察を呼んで事故扱いにする。」と言ったら、 「おじさんも忙しいだろ。 警察を呼んだら、調書も取られ、点数も取られ、罰金も取られるよ。」と言い、一万円で示談にしたそうです。

 この話を聞いて、これは、「ぶつかり詐欺」だな と直観しました。

 なかなか旨く筋書きをたて、 交通事故を装って、運転者の心理を混乱させ、低額の金銭で示談に持ち込む手口は、“ぶつかり詐欺”の手法そのもの。 少しおかしいな と思いながらも、警察を呼んで事故扱いにすると、もっと、面倒な事になるから、一万円で示談の方が良いか。 と思ってしまう。 

 車の後輪に空き缶等を投げ込んで、あたかも事故があったように思い込ませ、示談金を巻上げる。こんなやり口の“ぶつかり詐欺”が 流行っているようです。 グループで仕掛け、リーダーが仕切り、まるで役者のように手下が役割を演じているようです。

 事件発生場所が相模原市の陽光台1丁目と星ヶ丘4丁目の上溝中学校の近くの交差点だそうなので、 参考情報として相模原警察署に通報しておきます。